社会福祉法人みぬま福祉会について

みぬま福祉会とは

 みぬま福祉会は、1984年に浦和養護学校(当時)の卒業生を中心にした進路保障の取り組みから始まりました。障害が重いことを理由に5人の仲間が在宅になってしまうかもしれないという状況の中で、「1人ぼっちにしない」「学校でつけた力をのばしたい」というあたりまえの願いに応える取り組みが、浦和市から川口市、大宮市に広がり、多くの人たちの力を合わせてみぬま福祉会が発足しました。
当時、「在宅になるのも進路の一つ」と言われていた状況の中で、「誰一人不本意な在宅にしない」という方針をもち、「どんな障害があっても希望すればいつでも入れる施設を作る。」ことを理念にして活動を続けてきました。

 「一人一人を大切にしよう」とする取り組みは、「だれ一人例外にしない」と決意した時にとても大変になりましたが、一つひとつの問題に向かうたびに、考えを深め、知識や技術を高め、条件を改善するという課題を持つことでみんなを成長させる力になって来ました。
そして、自分だけがよければと考えず、誰かのことをちゃんと考えることの出来る仲間が広って、みんなでみぬま福祉会を作ってきました。

 現在では、みぬま福祉会を利用する仲間は300人を超え、施設や事業もたくさんに増えました。仲間たちは、それぞれに生きていく関係をひろげ豊かにしてきました。仕事など通して社会とつながっていることがずいぶんと意識されるようになり、評価されるようになりました。労働は、当初から権利と考えて取り組まれてきましたが、下請け、ウエス作り、お菓子作り、表現活動などに広がっています。その根底には「仕事に仲間を合わせるのではなく、仲間に合った仕事にする」ことを大切にしています。

 そして、「必要な通所施設の整備を進める。」ことが2017年の法人の方針になりました。どこの施設も定員がいっぱいで、新たな仲間を迎え入れることに四苦八苦していましたが、必要なら作ろうと決めるだけで、こんなに視界が広がるんだということを実感しました。
困ったらみぬま福祉会に相談してみることができるようにすること。受け止める力をつけていくこと。そうして誰もが好きな施設や自分に合った「行き場」を選ぶことができるようにしていくことが私たちの願いです。
暮らしの場は、二つの入所施設と二つのグループホームに130人が暮らしていますが、圧倒的に足りないため、現在、もう一つの入所施設づくり、ホームづくりに取り組んでいます。青年期の自立要求にこたえる事業と考えていますが、川口太陽の家の仲間の平均年齢が40歳を超えていることを考えれば、長い家族依存の状態を解決する緊急的な事業だと言えます。これは当法人だけでなく、全国的な課題です。
短期入所事業は20人の定員がどこもいつも満員の状態で、これも圧倒的に不足しています。特に、重度の人、行動障害の人の利用できる施設が少なく、緊急の場合でも2、3日で施設を転々とするような利用の仕方が少なくありません。このような利用が「どんなに過酷なこと」だと理解し、状況を変える取り組みを進めることが課題です。短期入所だけでなく、どの障害福祉の分野でも重度の人や、行動障害の人の利用がしづらくなっているのは、要因として、福祉の市場化が進む中で公的な責任が後退し、建物や人材の基盤が弱くなっているからだと考えています。
2015年に開設した児童発達支援事業や5か所の生活支援センターを含めて、どの事業も「一人ひとりを大切にする」ことを実践の柱にしています。

 大切にされる権利が一人ひとりにあるととらえ、誰一人例外にしないために、「困難な問題を投げ出さない」こと、「断る理由でなく、受け止める条件を作っていく」ことなどの考えを特に大切にしており、このような理念が状況を切り開き、集団を成長させる力になり、そして、制度や社会に影響を与え、変えていく力になると考えています。

理事長 高橋孝雄

みぬま福祉会パンフレット

みぬま福祉会の理念

  • 1. 県南各地のどんな障害をもっていても、希望すればいつでも入れる社会福祉施設づくりをめざします。
  • 2. 入所者は障害の種類や程度、発達段階等が充分考慮され、一人一人のニーズに応じた生活、労働、教育、医療が受けられ、ともに生きる「仲間」として、その自主性が尊重され、人権が最大限に守られるような社会福祉施設づくりをめざします。
  • 3. 社会福祉施設は、その地域の中に存在し、その地域とともによりよい社会づくりをめざし、入所者は地域の人々と助け合いながら、ともに生きることをめざします。

施設・事業

障害者支援施設

入所施設・生活介護事業

・太陽の里

・大地

障害福祉サービス事業

通所施設・生活介護事業

・川口太陽の家

・川口太陽の家・工房集

・アトリエ 輪

・大宮太陽の家

・白岡太陽の家 にじ

・蓮田はすの実作業所

・新白岡作業所そよかぜ

グループホーム共同生活援助事業

・オレンヂホーム

・ケアホームサンライズ

相談支援事業

・川口市障害者相談支援センターみぬま

・さいたま市大宮区障害者生活支援センターみぬま

・さいたま市北区障害者生活支援センターみぬま

・埼葛北障害者生活支援センターたいよう

・埼葛北障害者生活支援センターきらら

児童発達支援事業

・シャイン

短期入所施設

・しらゆりの家

地域生活支援事業

日中一時支援事業

・白岡市障害者デイサービスセンター

地域活動支援センターII型

・久喜市地域活動支援センター たいよう

居宅介護事業・行動援護事業・移動支援事業・生活サポート事業

・サポートセンターたいよう

・生活サポートセンターたいよう

あゆみ

養護学校の義務制が実施される4年前に「障害の重い子から優先して入学させる」という方針を掲げ開校された川口養護学校。すべての子供の教育保障、発達保障を基本にした教育実践は、「教育は無理」と思われていた子供たちの確かな発達を目の当たりにした多くの親たちに「学校でつけた力を卒後ももっと伸ばしてやりたい」という思いを育て、その後の進路保障へしっかりと受け継がれ、みぬま福祉会の誕生へとつながりました。

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おひさま通信

~もう一人の仲間を支えよう~ みぬま福祉会後援会では年に6回広報紙「輝け太陽」を発行しています。法人、各事業所の取り組みや後援会活動報告を毎回12ページにわたり盛り沢山に紹介しています。その中の一部ですが、各事業所の取り組みを紹介するコーナー「おひさま通信」を抜粋いたしました。

組織図

社会福祉法人みぬま福祉会は、その運営を支えるみぬま福祉会後援会とともに歩み続けています。

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