川口太陽の家
障害福祉サービス事業:通所施設・生活介護事業


川口太陽の家について

社会福祉法人みぬま福祉会は1984年無認可作業所として5名の仲間で始まりました。その後法人化し、知的障害者通所更生施設「川口太陽の家」を開所しました。一人ひとりが当たり前に生きていくために、どんなに重い障害があっても「働くことは権利」だと位置付け、一人ひとりにあった労働を模索し続けてきました。当初は缶プレスやウエス(機械の油拭き用布)作りの仕事が主流でしたが、現在は絵画、織り、ステンドグラスなどの表現活動へと幅が広がっています。2002年4月には従たる事業所として川口太陽の家・工房集を開所。今では、合わせて57名程の仲間たちが通っています。30年近く経った建物は、老朽化が激しく、働く仲間たちも増えたことも踏まえて、2015年7月に施設の増改築工事を行い2016年には新しい建物での活動が始まります。
川口太陽の家(じゅうに班・サンだいち班・あおぞら班・きらっと班)、川口太陽の家・工房集(めーべ班)は一体運営を行なっています。
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施設概要

施設名称 川口太陽の家
施設種別 障害福祉サービス事業:生活介護
認可番号 1110200167
実地事業 生活介護
施設長 篠﨑 秀一 /副施設長:宮本 恵美
定員(主たる事業) 30名
定員(従たる事業) 19名  合計49名
設立 1986年4月
主たる所在地 川口太陽の家:埼玉県川口市木曽呂1374
従たる所在地 工房集:埼玉県川口市木曽呂1445
アクセス(川口太陽の家)
アクセス(工房集)
電話番号(お問い合わせ先) 川口太陽の家 048-294-0955
川口太陽の家・工房集 048-290-7355
FAX番号 川口太陽の家 048-294-4458
川口太陽の家・工房集 048-290-7356

活動内容

はたらく

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じゅうに班(川口太陽の家)

重度重複の仲間も含め車椅子の仲間が12人でスタート。班の名前は12人の仲間でいろいろみんなで自由にやっていこうと「12人」と「自由に」をかけて“じゅうに”という名前になりました。今は10人の仲間たちが手織り・絵画・木工などの表現活動行なっています。中でも‘ニギリ’は特徴的な作品になっています。時には泣いたり、怒ったり、喜んだり、 皆で声を揃えて励ましあったりと、とにかくみんなでひとつのことを たくさんの思いを込めて作り出していく「みんなで!」を大切にしている班です。

サンだいち班(川口太陽の家)

「オゥ!」と元気に挨拶をしてくれる仲間、職員の顔を見て「ニヤッ」と微笑む仲間。 朝から作業室は大賑わいです。元気で活発な仲間・職員が在籍している「サンだいち」。ウエス仕事は古着やシーツなどを使い、工場で使う油取りの布を作っています。ハサミを使ってジョキジョキと古着やタオルを切る。しっかりと手でシーツを握りビリビリと裂く。仕事をしている仲間たちの真剣な表情、是非皆さんにも見て頂きたいです。ウエス仕事以外にも表現活動にも取り組んでいます。今までなかなか表現活動に参加できなかった仲間も次第に興味を持つようになり、何かしらの表現活動をするようになった仲間が増えていて、それぞれに合ったやり方で自分を表現しています。

あおぞら班(川口太陽の家)

「あおぞら」は、ステンドグラスでの作品作りを仕事にしています。あおぞらの仲間達が作りだすステンドグラスの作品は、既定の枠にとらわれず、自由な発想の元に制作されている。その作品たちは、たくさんの工程を得て、思い思いの色や形をつなぎ合わせて、彼らの“その時”の瞬間が表現されています。パネルの平面作品、らせん状のオブジェやゴツゴツした巨大なランプ、ガラスを正円にしたガラスコインのアクセサリーなど、それぞれの仲間が創り出す作品には他に一つとして同じものはありません。明るい作業室には、作品に向かう仲間の真剣なまなざしや、作品が出来上がった時の仲間の嬉しそうな笑顔があります。

きらっと班(川口太陽の家)

きらっとでは、仕事として『絵画』『切り絵』『立体作品』『書』などの表現活動に取り組んでいます。
仲間1人ひとりに合わせた作品作りを考え、可能性を探る、できあがった作品の生かし方を考える、創り上げた作品を社会に広めることに努める この3つを大切にしています。
仲間たちは作品作りを通して、一緒にいる仲間たちのことを意識して、相手を思いやり、お互いが協力し合えるような姿があります。
また、仕事中は真剣でありながら、どこか和やかな雰囲気をいっぱいもっています。

めーべ班(工房集)

表現活動を仕事にした先駆的グループ。どんな作業にも参加しようとしない一人の仲間が絵を描くことが好きだったことをきっかけに、これを仕事にするしかないという小さな発想が生まれました。本人の好きな事、興味がある事、自分らしく個々の個性が活きることを、寄り添いながら探っています。仲間たちが生み出す作品を通して、もっと彼らを知ってほしい、伝えたい、障害者福祉に風を起こそうという思いで「めーべ」と名付けました。(風の谷のナウシカに出てくるナウシカが乗っている飛行機が「メーヴェ」。メーヴェがないと風が起きないのです。)

工房集

くらし

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自治活動・クラブ・旅行を班の枠を超えて全体の取り組みとして行なっています。自治活動では、「自分で考える」から「自分たちで考える」視点を大切に取り組んでいます。各班より代表者が集まり、生活全般を考える「太陽青年隊」と仕事やお給料のことを考える「仕事委員会」に分かれて活動しています。土曜日は普段の班単位の活動ではなく、班の垣根を越えて、クラブ活動として太鼓やスポーツ、ドライブ、DVD鑑賞など楽しむ活動をしています。
旅行は年に1回、5つのコース(一泊旅行3コース、日帰り旅行2コース)から希望を聞いて、自分の行きたい旅行に行っています。