みぬま福祉会の仕事は、
クリエイティブです。
1984年の創設以来、みぬま福祉会では
さまざまな困難を抱えた人を受け入れてきました。
すべての施設で一貫している想いは
「当たり前の暮らしをつくる」ということ。
仲間と共に、笑ったり泣いたりしながら、
人生を豊かに過ごす場所をつくっています。
福祉は、人と関わる仕事です。
声色や、ささいな表情から気持ちを読み取ったり、
何もせず、ただ仲間の隣に座ったり。
効率を優先し、マニュアルを見ただけでは答えの出ない
とてもクリエイティブな仕事だと考えています。
気持ちが通い合うことで、仲間だけでなく、
職員自身も変わっていく。
それこそが、この仕事の醍醐味です。
あなたらしい、クリエイティブな福祉の形を
ぜひ、みぬま福祉会でつくり上げてください。
正規職員 | 生活支援員 |
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採用日 | 令和6年4月1日 ※中途採用につきましては随時ご相談させていただきます。 |
資格 | 高卒以上40才まで(キャリア形成のため) 普通自動車運転免許を必須とします(AT限定可、所持していない人は応相談) |
給与 | 法人規程により支給 定期昇給:有(年1回)、前歴加算:有(同業種8割、異業種5割) 初任給 大卒204,740円~ 短大・専門卒185,000円~ (共に調整手当、特殊業務手当、経験手当、初任給調整手当、臨時交付金手当含む) |
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賞与 | 年2回支給(6月、12月) 令和4年度実績:年4.55ヶ月+年度末一時金12万円 |
諸手当 | 管理職手当 / 扶養手当(配偶者13,500円、子1人6,500円) / 住居手当(27,000円まで) / 通勤手当(運賃相当額または燃料費) / 特殊勤務手当(早出遅出勤務1回につき500円) / 主任手当 / 時間外勤務手当 / 休日勤務手当 / 夜勤手当 / 夜勤従事者手当(3,500円/回) / 処遇改善事業特別手当(年度末一時金)12万円 |
勤務時間 | 8時30分~17時15分(勤務地により変則勤務、夜間勤務有) |
休暇・休業 | 有給休暇(20日) / 産前産後の休暇 / 療養休暇 / 特別休暇(慶弔等) / 育児・介護休暇 / 育児・介護休業 |
休日 | 日曜日 / 祝祭日 / 夏期休暇 / 年末年始 / 土曜日(月2回) 年間105日 |
勤務先・勤務体制 | 勤務先複数あり、採用内定後に決定。勤務先や職種により休日や勤務体制、始業時間等にシフト制および 夜勤業務あり。 |
社会保険等 | 社保完備、退職金制度あり |
定年等 | 定年制度あり(定年年齢62歳)、再雇用制度あり(年齢65歳まで) |
研修制度 | 1)新任職員研修 全新任職員に対し、入職時に法人概要および理念等の学習と、施設利用者、ご家族との懇談を実施。 2)実践検討会 全職員を対象に、年度末の3月に実施。1年間の各施設の実践内容と成果について皆で確認する。そのほか、北欧研修(毎年2名)や研究者による連続講座(自閉症や発達保障など)、11法人合同研修への派遣など、各種研修への参加など。 |
みぬま福祉会では施設利用者を「ともに働き・暮らし・地域をつくる仲間たち」との想いを込め“仲間”と呼んでいます。
勤務地:入所施設「大地」
「大地」は身体障害のある仲間のための暮らしの場。豊かな自然に囲まれた場所にあり、医療的ケアを必要とする仲間たちがおだやかに暮らせるようにという想いの詰まった施設です。
https://minuma-hukushi.com/facilities/daichi/
福祉に興味をもったのは、中学校での職業体験で訪問した高齢者施設で折り紙をしたのがきっかけです。人と関わることが楽しく、仕事にしたいと思うようになりました。みぬま福祉会のいいなと思うところは、職員と仲間の距離の近さです。仲間の「こうしたい、こう生きたい」という希望や主張を聞き取って、向き合いながら介助するようにしています。
こちらの都合でどうしても仲間の希望を叶えることができないこともあります。そういう瞬間が一番辛いですね。以前、職員の人手が足りない時期に、入浴の時間を充実させてあげる事ができなくなってしまいました。お風呂の時間を楽しみにしている仲間も多くいましたが、納得できない気持ちになかなか寄り添うことができませんでした。できない理由を伝えながら信頼関係を築くことは難しいことですが、同時にやりがいも感じることができた経験です。
ここに来たばかりの頃は新しい環境に緊張していたので、私から喋ることがなかなかできませんでした。しだいに打ち解けることができましたが、それは仲間の方から積極的に話しかけてくれたおかげです。私が温かく受け入れてもらえたお返しに、今度は私が仲間たちも安心して過ごせるような場所づくりをしていきたいと思っています。
勤務地:入所施設「はれ」
多くの支援と期待の中、2019年に開所した入所施設。地域生活ができない障害者のための施設ではなく、「この町で暮らしていくための必要な資源」という多くの人の想いが集まって完成しました。
https://minuma-hukushi.com/facilities/hare/
「はれ」は2019年に開所した入所施設です。自宅から通って日中活動を行う通所施設と違って、昼も夜も過ごす日々の暮らしの場所となります。ここでの仕事の魅力は、創作活動と暮らしの両方に携わることができるところでしょうか。日中活動から戻って夜のリラックスする時間の中では、小さな変化やそれぞれの価値観を深く知ることも多く、仲間の成長を一番近くで見ていられるのは嬉しいですね。
私がここに来てすぐの頃、先輩にとても良くしていただきました。仕事が終わった後、仲間について熱く語り合ったのは良い思い出ですが、最近はこういった時間がとれずコミュニケーション不足を感じることも。福祉の成果は目に見えることだけではありませんので、他の職員と仲間のことを共有する時間はとても貴重だと思っています。
みぬま福祉会には創設当時から続く「評価票」というものがあります。ここには仲間一人ひとりについて仕事の様子や、情緒、人間関係の変化などが、定期的に記録されています。記録前には職員同士で意見交換が行われますが、実際の文面には担当者視点からの気づきや考えも多く反映されています。これは仲間の成長を記録するための取り組みですが、同時に支援員としての自分の成長も振り返ることができます。仲間と向き合うなかで、自分の仕事を見つめ直すこともでき、みぬまらしい良い取り組みだなと感じています。
勤務地:通所施設「川口太陽の家」
みぬま福祉会の本部がある「川口太陽の家」は最も規模の大きな通所施設。絵や立体作品だけでなく、ステンドグラスの作品を制作する「あおぞら班」があるのも特徴の一つです。
https://minuma-hukushi.com/facilities/kawaguchitaiyou/
ステンド班に所属する仲間はベテランが多く、ガラスの扱いに熟練した方ばかりです。私は材料や道具の準備を手伝ったり、おしゃべり好きな仲間の話を聞いたりと、まるで師匠と弟子のような関係。ゆかいな仲間達にやさしく、時にきびしく育ててもらっています。昨年からステンドの作品をオンラインショップで販売するようになり、私はアクセサリーの金具付けなどを担当しているので、売れ行きが気になり休みの日もショップを覗いては一喜一憂しています。
オンラインショップでステンドグラスの作品を販売中!
https://kobosyu.thebase.in/
きっかけは在学中に出会った教育研究者・大田堯先生のドキュメンタリー映画「かすかな光へ」です。映画の中で大田先生がみぬま福祉会を訪れるのを見て、福祉というよりもみぬま福祉会そのものに興味をもち、「この濃密な空間で、福祉のまなざしを学びたい」と思うようになりました。
人(仲間)との関わりを学ぶことから始まった福祉の仕事。中軽度の障害のある仲間達と関わるなかで、例えば買い物をするときの金銭感覚をどのように伝えたらよいだろう、と迷うことも。「私はいつもどんな感覚をもって暮らしているのか」。意外と自分自身を知らないことに気づきました。自分の考えや感覚を仲間と共有することも多く、どこまでが福祉の仕事なのかと難しさを感じる日々です。将来は社会福祉士の資格取得も視野に入れつつ、専門的な勉強も進めていきたいと思っています。
勤務地:通所施設「工房集」
「工房集」はアトリエ、ギャラリー、カフェ、ショップを備えた通所施設として、障害のある人の表現活動を社会に発信するため2002年に開設。2016年以降は埼玉県障害者芸術文化活動支援センター「アートセンター集」を施設内に設置し、事務局としてネットワーク運営を担っています。
https://kobo-syu.com/
私は大学で美術系学部に在籍していましたが、就職後に創作活動だけで食べていく人はほんのひと握り。卒後の進路にまつわる悩みや不安を、多くの人が抱えていると思います。
入職のきっかけは、仲間の作品を通じてみぬま福祉会を知ったことでした。障害や福祉現場を何も知らないまま飛び込んでみると、待っていたのは仲間たちの強烈なパワー。「見てほしい、知ってほしい」という創作欲求の根源を目の当たりにするなかで、彼らと向き合うことは同時に自分自身を見つめ直すことでもありました。
仲間たちの生きる姿を見ていると、改めてアートが生きていくために必要なことだと強く実感しています。学生時代にはなかなか実感できなかったこのことを、美術に関わる多くの人に感じてほしいと願っています。
工房集では創作活動以外にもさまざまな活動があり、予期せぬ出来事が起こります。その度にどう関わり支援するか頭を悩ませますが、その対応にマニュアルがあるわけではありません。むしろ大切なのは「毎日一回、いっしょに笑う」など、ユーモアや明るさをもって支援に取り組むこと。笑顔が積み重なる先に、信頼関係が築かれていくと信じています。
美術を学ぶ人たちは、少なからず生みの苦しみを感じてきたと思います。ここで活動する仲間たちも同じです。一人ひとりの創作と向き合うとき、自分ならどうするか、どうしてほしいか。またどんな言葉が必要なのかを思い浮かべています。信頼関係を築きながら、豊かな想像力と感受性をもって仲間と向き合うことが、この仕事では必要だと感じています。
048-229-6255(月-金 9:00-17:00)