4月5日(木)から24日(火)まで、越谷市にある創作フレンチレストラン楽の蔵にて「みぬま 寄せ集む」展を開催します!
織りのポーチやバック、ステンドグラス、ステーショナリーなどのグッズと作品が並びます。また、みぬまハンドインハンド、SANAEファンタジー人形など、当法人のご家族による手仕事の数々もご紹介します。
会場となる楽の蔵は、明治13年に山形県鶴岡市に建てられたと記録のある蔵を移築した建物で、1階が創作フレンチレストラン、2階がギャラリーになります。
趣ある空間で、レストランの美味しいメニューと併せてお楽しみいただけます。
ぜひお気に入りを見つけにいらしてください。
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みぬま寄せ集む展vol.10
会期:4月5日(木)~4月24日(火)11:00~18:00
定休日: 月11日(水)、 17日(火)、18日(水)
(初日は14:00 から/ 最終日は17:00 まで)
会場:楽の蔵2F ギャラリ-(埼玉県越谷市北越谷2-33-9)
HP http://rakunokura.com
3月20日(火)から 6月10日(日)まで、栃木県にあるもうひとつの美術館で開催される 「繰り返しの極意」展に、大内 健太さん、金森 啓太さん、齋藤 裕一さん、柴田 鋭一さん、杉浦 篤さん、鶴岡 一義さん、成宮 咲来さん、野口 敏久さん、野田 夢友さん、宮川 佑理子さんが出展します。
ぜひぜひご来場ください。
「繰り返しの極意」
会期:3月20日(火) – 6月10日(日)
開館時間:10:00~17:00 (入場は16:30まで)
休館日:休館日は毎週月曜日 [祝日4/30は開館し、5/1火曜日は休館します。]
会場:もうひとつの美術館 (〒324-0618栃木県那須郡那珂川町小口1181番地2)
主催:認定特定非営利活動法人もうひとつの美術館 http://www.mobmuseum.org
問合せ先:もうひとつの美術館 Email:mob@nactv.ne.jp TEL/FAX 0287-92-8088
入場料:大人800円 大学生500円 小中高生・70歳以上・障害者・重度の方付添400円 団体20名以上:10%割引(要予約)
協力:(社福)みぬま福祉会/秋山絵画修復工房/上田悠生寮(有)福祉ネットやわらぎ
埼玉県が事務局を務める埼玉県障害者アートフェスティバル実行委員会主催の「ホテルに1枚プロジェクト」が2月から開催されています。「ホテルに1枚プロジェクト」とは、東京2020パラリンピックの開催を2年後に控え、障害者の芸術文化活動をよりたくさんの方々に知っていただくため、多くの人の目に触れる機会があるホテルのロビー等に作品を展示する活動です。
県内4ホテルと、武蔵野美術大学、障害者アーティスト、障害者施設がこの活動に連携して実施しています。
当法人からは3名が参加し、パレスホテル大宮に渡邉あやさん、浦和ロイヤルパインズホテルに田中悠紀さん、鶴岡一義さんの作品を展示中です!
〈浦和ロイヤルパインズホテル〉1F東エレベーター脇
田中悠紀「茶太郎」(みぬま福祉会 工房集)
鶴岡一義 「Untitled」(みぬま福祉会 工房集)
〈パレスホテル大宮〉1Fフロント脇
渡邊あや「飛行機」(みぬま福祉会 工房集)
〈別所沼会館〉
原口めぐみ(NPO法人CILひこうせん)
プロジェクトの詳細はこちらをご覧ください。
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0001/news/page/2017/0202-07.html
3月17日(土)から25日(日)まで、国立新美術館で開催される「ここから2ー障害・感覚・共生を考える8日間」に、
宮川佑理子さん、杉浦篤さんが出展します。
2016年に開催された展覧会に続いて2回目の展覧会です。
ぜひぜひご来場ください。
「ここから2ー障害・感覚・共生を考える8日間 」
会期:2018年3月17日(土)~25日(日)
休館日:3月20日(火)
開館時間:10:00 ~ 18:00 ※3月17日(土), 23日(金)、 24日(土)は 20:00まで/入場は閉館の30分前まで
会場:国立新美術館 企画展示室2E (東京都港区六本木7-22-2)
主催:文化庁
共催:国立新美術館
制作:アート・ベンチャー・オフィス ショウ
観覧料:無料
詳細はこちらをご覧ください。
http://www.kokokara-ten.jp/
昨年12月に開催した第8回埼玉県障害者アート企画展「うふっ埼玉でこんなのみつけちゃった♪」の記録集が完成しました!!!
デザインはチラシと同様に水川史生さんに手掛けていただきました。
また、アートディレクターの中津川浩章さんをはじめ、多くの方にご協力いただきました。ありがとうございます!!
現在、工房集にて配布中です。
記録集に関するお問い合わせはこちらまでご連絡ください。
アートセンター集
〒333-0831埼玉県川口市木曽呂1445(社会福祉法人みぬま福祉会工房集内)
Tel 048-290-7355 Fax048-290-7356
e-mail:kobo-syu@marble.ocn.ne.jp
共同印刷株式会社が運営する「美術趣味」というブログにて工房集のことを紹介していただきました!
先日、大宮太陽の家作品展にご来場いただいたき、展覧会のことだけでなく、その背景も含めて素晴らしい内容にまとめてくださいました。ありがとうございます。
ぜひ多くの方にご覧いただけますと幸いです。
ブログの詳細はこちらをご覧ください。
http://bijutsu-shumi.com/
また、ブログからテキストを引用させていただきますので、こちらもご覧ください。
「工房集」というアートに関わる施設があることを最近知りました。ここは普通のギャラリーとは大きく異なります。知的障がいのある方が作品を制作するアトリエであり、それらを展示公開するギャラリーでもあります。休日も鑑賞できる展示会が開催されていたので、初めて訪れてみることにしました。
ほとんど予備知識のないまま来てみて、まず建物前庭の空間が放つクリエイティブマインドに、高レベルのプロの力を感じました。オブジェっぽい掲示ディスプレイや楽しくペイントされた地面や板のフェンスなどが効果的に配置され、施設に向けた人々の情熱が感じられて、何故か嬉しくなりました。しかし、あらかじめ展示会開催の知識がないと、ぶらりと入っていいかどうか躊躇してしまいます。でもそろりと入ってみると快く歓迎され安心しました。
入ってすぐ右に白い壁のギャラリー空間があり、たくさんの作品が展示されていました。
そのギャラリー空間だけでなく、奥に続く廊下の壁や天井、飲食できるカフェの空間全部に、ドローイングをはじめ、織物やCG表現など、多様な作品が掲出されていました。それぞれ作者の写真と本人の特徴が記されており、ほのぼのとした気持ちにさせてくれます。
作品はもちろんすべて秀逸なものというわけではなく、稚拙な殴り書きに見えるものも含まれます。しかしいくつもの作品は、何度もそしてじっくり見ていたくなります。はっとする色彩の表現やタッチが見られること、思いもつかない言葉の表現、それが故意のものではなく純粋に、造形を愉しむ帰結や痕跡であることが、気持ちを惹き付ける大きな要因なのかなと思いました。そして、それはその人の呼吸や生きてきた痕跡に関わること、さらにその表現を行うまでに長い葛藤を要したであろう背景などを含めて、大きく見れば生命力が発露したように感じてしまう・・・アーティストがコンセプチュアルに構築したアート表現では成し得ない表現を体感しているという印象です。ただし、この建物外観を見たときに感じた、この施設に力を入れる人々、職員の方々の導きがあって初めて生まれ得た世界なのだと推測します。
この日は「大宮太陽の家」という施設のメンバーによる展示会でしたが、工房集の母体となっているのは、「みぬま福祉会」という社会福祉法人で、「川口太陽の家」をはじめとする埼玉県南部の22の施設を運営し、300人を超える利用者がいるとのことです。その中で130人ほどが「表現活動」に関わり、多岐にわたるアート表現を仕事として実践しているということなのです。労働の成果として作品はグッズとなって販売されたり、企業とのコラボでデザイン化されたりしています。
企業の下請け的な軽作業やお菓子作りという仕事の枠にとどまらず、それを行うのが困難な重度の知的障がい者にもその人にしかできない表現手段がある。それを仕事にするという発想から数々の素晴らしい作品を発信する工房が誕生することとなったということですが、その背後には、本人、職員、家族の、簡単な言葉で片付けられない根気の積み重ねがあってのことと思います。
帰り際には、施設の「仲間」の方が「ありがとうございました。」と丁寧に挨拶してくれ、気持ちをほっとさせてくれました。あらためて、表現に不可欠な人との関係性、さり気ない日常表現の蓄積の大切さ、そして生の営みとアートの結びつきについて想い起こし、考える契機を得たひとときでした。