1992年4月、5年間にわたる運動により生活施設「太陽の里」が開所しました。太陽の里は、知的な障害を持ち生活の援助や支えを必要としている方が、いっしょに暮らし、働き、さまざまな活動を行っている生活施設です。私たちは、どんな障害を持っていても共に生きる「仲間」として、地域のなかで人としてあたりまえな生活を築いていきたいと思っています。
FAX番号0480-93-1486
施設名称 | 太陽の里 |
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施設種別 | 障害者支援施設(入所) |
認可番号 | 110533351 |
実施事業 | 施設入所支援生活介護
短期入所事業 |
施設長 | 園部泰由 /副施設長:村上光子 |
定員 | 60名(うち従たる事業所 12名) |
設立 | 1992年4月1日 |
所在地 | 〒349-0217 埼玉県白岡市小久喜450番地 |
アクセス | |
所在地(従たる事業所) | 埼玉県白岡市新白岡3-55-11 |
電話番号(お問い合わせ先) | 0480-93-1101 |
太陽の里は一人一人が持っている力を発揮できるように、「小さな集団」「同じ仲間・同じ職員」などの配慮をしながら、それぞれの仲間に合ったグループに別れて仕事を行っています。「個別」や「一人で」が強調されることが多い状況ですが、「集団」や「仲間」に目を向けることを大切にしています。6つの仕事の場があり、①さをり織り、絵画、小物など②園芸肥料③野菜づくり④ウエス製品⑤パウンドケーキ⑥環境浄化剤(マイエンザ)、それぞれが作業所のように独自で活動し、製造と販売を通して、さらなる社会参加をめざしています。
『生活』はその場に生きて活動すること、暮らすこととあります。
太陽の里にはと本棟北、本棟2階、本棟南、新棟北、新棟2階、新棟南の6つのユニットに分かれ、仲間が生活をしています。その中で、見通しを持った暮らし作り、仲間の生活の基盤をつくっていく取り組みなどを行なっています。より家庭的な空間作り、仲間たちが自分たちの生活を自分たちでつくっていけるような、棟ではない『家』を目指した取り組みを行なっています。
施設名称 | 大地 |
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施設種別 | 障害者支援施設:施設入所支援・生活介護 |
認可番号 | 入所:1115700054 短期入所:1115700054 短期入所(児童):1115700054 |
実施事業 | 生活介護事業 入所支援事業 短期入所事業 日中一時支援事業 |
施設長 | 植村 勉/副施設長:中村 智恵 |
定員 | 施設入所支援:30名 生活介護支援:38名 短期入所事業:2床+空床 |
設立 | 2002年10月1日 |
所在地 | 〒349-0101 埼玉県蓮田市黒浜1045-1 |
アクセス | |
電話番号(お問い合わせ先) | 048-764-3881 |
FAX番号 | 048-764-7788 |
大地では、平日の午前中(10:30~11:45)の時間を使って仕事を行っています。 開所当時は手探りで始めた活動も、現在はウエス、軽作業、さをり、書、絵画に分かれて日々頑張っています。仕事を通して社会とつながりたい、お給料が欲しい、自分のことを表現したい…。
仲間それぞれが目標を持って取り組んでいます。身体的に不自由が多い大地の仲間たちですが、お互いに助け合ったり、自助具の工夫をするなどして仕事をしています。
また、販売を通して地域の人にもっと自分たちのことを知ってもらいたい、という願いから積極的に市役所販売や地域のバザー等での販売も行っています。仲間たちにとって「働く」ということは、大切な生活の柱となっています。
居室は、全室が個室となり、すべての棟が男女混合棟で構成されています。車椅子が自由に移動できる広い廊下、生活の仕組みが分かりやすいオープンスペース、カウンターキッチンで調理をする様子が見えるなど、生活が作られていく過程を分かりやすく捕らえ、人と人とが結びつきやすい空間となっています。
午前中は、仕事を行い、午後は、リハビリや入浴の他、音楽療法、園芸療法等が行われます。休日は、ショッピングモールでの買い物や映画を観に出かけたりし、健康で暮らし働けること、文化的に豊かに暮らし働けることを大切にし、日常のあらゆる場面においてちょっとした工夫を凝らしてみたり、 外出やイベントなどの特別な日を楽しく演出したりするなど、生活の基盤をつくっていく取り組みが行われています。
施設名称 | はれ |
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施設種別 | 障害者支援施設(入所) |
認可番号 | 110533351 |
実施事業 | 施設入所支援生活介護 短期入所事業 |
施設長 | 高橋実 |
定員 | 施設入所支援(40)、生活介護(40)、短期入所(4) |
設立 | 2019年4月 |
所在地 | 〒333-0831 埼玉県川口市木曽呂1078-1番地 |
アクセス | |
電話番号(お問い合わせ先) | 048-287-9804 |
FAX番号 | 048-287-9805 |
埼玉県では、入所施設の待機者数が1,500人を超えており、県外への入所施設の利用者も多い実態があります。そして、自宅で暮らす障害のある人の中には、高齢の家族による支援・介護が増加し、家族の負担と支援の低下による生活の質も課題となっています。さらに、障害があっても一人ひとりの青年期の自立要求に応える必要があります。
このような状況を受けて、当法人では、強度行動障害や重介護の支援を含めて必要な人が地域で安心して暮らし続けることができ、地域福祉の拠点となる入所施設を作りたいと考えてきました。
2015年7月 | みぬま福祉会が川口市に新たな暮らしの場を作ることを決める 暮らしの場準備会(建設部会、中身作り部会、資金作り部会、広報部会、仲間部会)の発足 |
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2016年7月 | 暮らしの場準備会全体会の開催 |
2017年2月 | 図案原案にもとづく論議を始める |
2017年6月 | 図面完成 |
2017年7月 | 川口市に協議書(案)を提出 |
2017年10月 | 暮らしの場準備会全体会を開催 |
2018年3月 | 川口市に国庫協議書を提出 |
2018年4月 | 川口市が国に国庫協議書を提出 |
2018年6月 | 川口市より国から国庫協議の内示が降りたことの連絡が入る |
2018年7月 | 暮らしの場全体会の開催 |
2018年8月 | 将来の暮らしの場の実現に向けた家族との個人面談及び希望調査の開始 |
2018年8月 | 建設工事着工 |
2019年3月 | 工事完了 |
2019年4月 | 障害者支援施設「はれ」開所 |
多くの人たちの想いが結集して、2019年4月、川口市木曽呂にみぬま福祉会として3か所目となる入所施設、障害者支援施設「はれ」が開所しました。「はれ(hale)」はハワイ語で「家・建物」のこと。また、日本語の「晴れ」は、みぬま福祉会の事業所名としても使用されている「太陽」をイメージします。「はれ」には、みんなで作り上げる暮らしの場であり、太陽の光を受けて輝く存在という想いが込められています。
「はれ」で暮らす仲間たちの姿が、これから新たな暮らしの場に暮らすことを願っている仲間たちにとって希望の光となれるような実践を発信できる場所にしていきたいと思います。
仲間とは…ともに働き、ともに生活し、ともに地域を作る仲間。私達は施設利用者を「仲間」と呼んでいます。
・障害にあわせ3タイプの部屋(スタンダード、幅広、二間の個室)を用意し、個別性を尊重しプライバシーを守ります。
・6つのユニットで構成されており、各6〜7人の少人数で生活します。
・それぞれのユニットには、キッチン、ダイニング、リビング、浴室、トイレ、洗面所、洗濯場を設け、小規模の生活を大切にします。
・どんな障害に対しても支援できる専門性のある職員集団を組織します。
・医療・福祉の専門機関、行政、他の相談支援センターと連携して支援に取り組みます。
・「はたらく」ことを日中活動の軸にし、一人ひとりの障害特性や適性にあった仕事に取り組みます。
・仲間による自治活動を充実します。
・地域社会とのつながりを大切にします。
・自宅から施設に暮らしの場が移っても、今まで積み上げてきた関係性や活動、生活のスタイルが最大限維持できる日中活動や支援を行っていきます。
(イラスト:関 翔平)
7:00頃 | 起床 |
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7:30~ 9:00 | 朝食 |
9:00~10:00 | 仕事の準備 |
10:00~16:00 | 仕事・リハビリ・通院など(12:00 昼食) |
16:30頃 | 夕方入浴 |
18:00頃 | 夕食 |
19:00頃 | 夜入浴・お茶会・話し合いなど |
21:00頃 | 就寝準備 |
22:00頃 | 就寝 |
*時間は目安です。一人ひとりの時間を尊重します。
「はれ」の開所にあたり、家族、職員、仲間に加えて、いつも温かく見守って頂いているみなさまからたくさんのメッセージをいただきました。ありがとうございます!
想いがつまったメッセージをご紹介させていただきます。