「ただいまー」
オレンヂ色の夕日が沈み始めた頃、仲間たちが川口太陽の家やアトリエ輪から帰って来ます。
1999年4月、「家庭から離れて暮らしたい」という仲間たちの言葉を発端に川口太陽の家から歩いて15分の場所にある、オレンヂホームでの仲間たちの新しい生活が始まりました。
ホームへの入居者も増え、2003年10月には第2オレンヂホームを開所。始めは4人で始まった共同生活も、川口太陽の家の近隣に引っ越しをして今では10LDKの家が2棟。第1・第2オレンヂホーム合わせて20名の仲間達がお互いに尊重し合いながら暮らしています。
共同生活の場で、時にはトラブルもあるけれど成長し続けている仲間たち。今ではすっかり「俺んち」になっているオレンヂホームです。
施設名称 | オレンヂホーム |
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施設種別 | 障害者福祉サービス事業:共同生活援助 |
認可番号 | 1120200884 |
実地事業 | 共同生活援助 |
施設長 | 野崎 壮一 |
定員(主たる事業) | 20名 |
設立 | 1999年4月 |
主たる所在地 | 川口市木曽呂249-1 |
アクセス | |
電話番号(お問い合わせ先) | 048-294-0955(川口太陽の家内) |
FAX番号 | 048-294-4458(川口太陽の家内) |
オレンヂホームの朝は宿直の職員が仲間たち起こすことから始まります。その声を聞いて自分で準備を始める仲間たち。朝早くから散歩にでかける人、朝からとても濃い珈琲を飲んで自分の時間を満喫している人、職員が朝食の準備を始めるといつの間にか食堂でNHKを見ている人、みんな自分のペースで準備を始めています。なかには布団から出るのに1時間かかる人もいます。仲間たちは自分の準備だけではなく手伝いもします。シャッターを開ける、テーブルを拭く、配膳を手伝う、食後に椅子をあげる、お風呂の掃除、洗濯等々、自分ができる事をやって生活しています。
ケアホームサンライズは2000年4月に開所したグループホームです。
入所施設で暮らす仲間、通所施設に通う仲間から「自立したい」「もっと静かなところで暮らしたい」「自分だけの部屋が欲しい」という声が聞こえてきました。その仲間たちのねがいは、ホームとなり実現しました。開所当時は、5人の仲間からのスタートでしたが、年々仲間が増え、現在では賃貸アパートを二棟借用(サテライト別)し、20代~70代という広い世代の仲間20名がお互いに尊重し合い暮らしています。
施設名称 | ケアホームサンライズ |
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施設種別 | 障害者福祉サービス事業:共同生活援助 |
認可番号 | 1125700011 |
実地事業 | 共同生活援助 |
施設長 | 原嶋 和人 |
定員(主たる事業) | 34名 |
設立 | 2000年4月 |
主たる所在地 | 蓮田市蓮田5-135 |
アクセス | |
電話番号(お問い合わせ先) | 048-769-8800 |
FAX番号 | 048-769-8800 |
暮らしている仲間は、一般就労し企業に勤める仲間、作業所に通う仲間等様々です。
朝食のお味噌汁は、仲間達が作っています。食事の準備、片付けも自分達で行います。
朝食後は「行ってきます!」と、皆元気な声で仕事に行きます。出勤が朝早い人は、出勤が遅い仲間を気遣い、迷惑にならないように静かにドアを閉めて出ていきます。
夕方、職員が夕飯を作っている時間に「ただいまー!」と、皆仕事を終えてホームに帰宅します。夕食後の団らんは仲間同士で一日の出来事を伝えあい、嬉しかったこと、辛かったことを共有し、励まし合える大切な時間です。時には喧嘩もあるけれど…。まさに大家族のようなホームです。土日の活動は、皆で外出すること、日用品の買物、洗濯掃除も自分達で行っています。
サテライトの仲間は、アパートを借りて一人暮らしをしています。料理、洗濯、掃除は自分で行います。電気料金、ガスの支払いも自分で行います。仲間や職員に会いたくなると、たまにサンライズに帰ってきます。離れていても仲間の事を忘れることはありません。