Aさんは美術系の学校を卒業しており絵がとても上手な仲間です。精神障害があり、仲間達との交流も全くない、絵を描く事も難しい中、1人黙々とさをりを織っていました。そして、職員はさをりを入り口としながら、Aさんのペースに合わせてゆっくり関係を育んでいきました。そのような中、Aさんは過去の作品を持ってきてくれるようになり、また職員はそれを飾ったりする中で、先日とうとう「白岡デイで絵を描きたいんですけど」と言ってきてくれました。外で絵を描く事にとてもエネルギーを使うようで躊躇する様子も見られましたが、それでも1枚の絵を描き、その作品は白岡デイの宝物になりました。「今度は仲間達が仕事をしている姿の絵を描きたい」と言ってくれています。(松浦)